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51 | 美しさが、足りないと思うのです。 | 担当者 | 2016/03/03(木) 11:05:53 | 削除 | ||
いで爺さん、おっしゃるとおりです。 私も、どうにも、今回の「製品改良」は引っ掛かっておりまして……なんでかな、と思うのですが、やっとわかりました。 美しさが、足りないのですよ。 だって、最小構成である2枚を、溶接して、シンプルに仕上げたほうが絶対に美しいですよね。当然低コストにもなります。 そもそも、美しさって、単に表現の問題ではなく「動機」から始まるものだと私は思うのです。 すなわち、今回の「製品改良」って、それが実際に利益になるユーザーなんて、本来「ほとんどいない」のですよね。 本体が赤熱して熱変形するほど、竹をですよ?ガンガンに燃やすユーザーって、何人いるのでしょうか? じゃあ、この「製品改良」がユーザーにもたらす利益ってなにかというと、安心、なんですよ。 壊れにくい、荒く扱っても安心、寿命もきっと長い、という。 3.2ミリの鉄板が痩せて穴が開くまで使い続ける人って、実際どれほどいるのか、という問題は別として、安心ですわね。 モギプレート1枚目もそう。機能が失われる使い方をしようと思うと、それは、かなり燃費も悪いし、本来のモキには合わない無理な使い方なんだけど、まあ、安心です。 だから、私も、これで、値段が上がらないのであれば、反対とまでは言いませんでした。 でも、やっぱり、値上げ分のメリットは、ユーザーには「ない」。 このたび、旧モデルを先行導入される方に、この新型の資料を示して、改めて判断を仰いだ際、その方は、こうおっしゃいました。 『新機種の件、コストパフォーマンス的には、現行のMD-80が良いと考えます。』 …まさに、これに尽きます。コストパフォーマンス。ユーザーにとって、とても大切なメリットです。 それを犠牲にしてまで行われた、今回の「製品改良」。 何のために?と言われたら、「売りやすくするため」としか言いようがありません。ユーザーのためというよりは、むしろ、売り手の都合なのです。 いや、美しくないわ~~…… そういうわけで、私は、このたびの「新型」、否定はしませんが、まあ、売りにくくなりましわね、私にとっては。 そして、旧モデルのお使いの方には、どうぞ、大切に使って頂きたいのですよ。普通には、シンプルで頑丈で壊れようもないのですが、新型に比べれば「繊細」です。 いくら頑丈でも、赤熱するような不用意な燃焼は避けていただきたいし、モギプレートにガンガンに炎が当たってしまうような燃焼も避けていただきたい。 このような使い方では快適さは失われ、「燃費」も当然悪くなりますから、そういう意味から、まずお勧めしないのですが、そもそも、ストーブを傷めてしまう、という心配があった方が、人間、優しいじゃないですか(笑) 投稿No.42で、いで爺さんもおっしゃっていただけましたけど、かくいう私も、ユーザーとしての最初は、モギプレートを加熱した方が良いんだと勘違いして、ガンガンに炊こうとばかりしていました。 それが、その後、モキ本社まで行って「それではモギプレートが傷んでしまうんですよ」と正しい燃やし方を教わってからは、もう、モギプレートに炎が直接当たっていると「ああ、いかんかん」って思う。ストーブのことが心配になるんですね、実際は、ちょっとやそっとで壊れないのに(笑) そういう愛情を持って、ストーブを使って頂ける賢い方にこそ、私は、モキのユーザーさんになって頂きたいと思っています。 幸い、このたび先行導入されるユーザーさんも、ご慧眼の持ち主でして、そういう意味では、私は恵まれているなぁ……と、思っておりますが♪ モキは、幸せなメーカーだと思いますよ?新工場の竣工祝賀会に行って代理店の皆さんと話した時もそう思いましたし(誰も、デザインだとか、強度とか問題にしてる人はいなかった) https://www.facebook.com/aikenmakiss/posts/1636459983269142 ましてや、ユーザーには、いで爺さんのような方もいらっしゃる。 最大の「問題」は、メーカーそのものが、その「価値」に気が付いていないんですよ。いや、気が付いていない、とまでは言いませんが、それを生かす戦略を取っていない。 それで、こんな「美しさが足りない」ものが「製品改良」として出て来てしまう。 ま、仕方ないですけどね。幸い、コストパフォーマンスが落ちた「だけ」で、モキ本来の価値は毀損されていない。 私としては、これからも、モキ本来の価値――ユーザーを幸せにするストーブとしてのずば抜けた性能――を、難しいですけど、伝えていこうと思っています。 |