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53 一晩、考えた結論としまして 担当者 2016/03/04(金) 09:34:45 削除
おはようございます。

いで爺さんが、さらっと書き込まれた内容を読んで、私は、考え込んでしまいました。

昨夜のうちにご返事しようかと思っていたのですが、やっぱり、一晩、考えてからにしようと……

2点、あります。

まず、いで爺さんが「研究開発」されてきたものは、本質的には「ロストル」ではない、という理解です。

クリーンバーン機で採用されている、二次燃焼空気を予備加熱するための構造、エアシャワーを発生させるためのノズルなど、一連の「送気装置」に相当するものという理解が、正確ではないかと。

いで爺さんがたどり着いたロストル構造は、いわゆる単なるロストルではなく、本質的に、二次燃焼空気の送気が邪魔されないよう、二次燃焼の起こる上部空間への通り道を確保するための構造と考えるべきでしょう。

すなわち、製品開発的な視点からは、おそらく、こういうことです。

従来のモキのストーブは、あくまでも、モギプレートからの「熱風の返流」だけによって、二次燃焼と滞留を同時に達成するものでした。それはそれだけでかなり有効に作用して、二次燃焼空気の送気構造を積極的に設ける必要性は「誰も」感じなかった。

最高性能を誇るMD-140Ⅱで採用されている、モギプレート手前への送気構造も、本体の熱変形を防止するための中空パイプ状補強構造を「ついでに」送気装置にしたところ、「結果的に」燃焼が良くなった、という偶然的な代物に過ぎません。

ところが、いで爺さんがたどり着いた装置は、モギプレートによる返流に加えて、二次燃焼を庫内全体できれいに発生させる、ということ自体を、完全に目的とした「送気装置」なのですよ。

だから言うならば「モギプレート方式薪ストーブ用の二次燃焼性能強化のための送気経路追加装置」ということだろうと。

我ながら、ネーミングセンスがありませんが(笑)、要は、そういう画期的な代物でなかろうかと。誰も、やろうとしませんでしたからね。少なくとも高主力運転時のモキの本来性能は高すぎるので。

でも、おそらくですが、この「送気経路追加装置」によって、低出力時も含めた全域において、完全燃焼能力が安定的に強化されるはずです。

違いがなんらかの形で数値計測できるくらいの「本物」であれば、これはすごいことだと思いますよ。以上、1点め。

もう1点は、私の仕事の話です。

私の仕事は、単なる営業ですが、営業の仕事の本来の意味というのは「ユーザーに、価値を届ける」ことであるわけです。

その実現のために、流通経路を整備したり、ユーザーに製品を紹介したり、お金を頂いて製造現場に還流させたり……ということも含まれるわけです。

一応、販促活動、いわゆるプロモーションが、本来業務とはされておりますが。

その仕事の本来の意味から考えると、いで爺さんんが開発されたものが本物であれば、私は、ちゃんと「事業化」をしなければならないわけです。

ユーザーに「これまでなかった新たな価値」を届けるために。

そういうときの筋論、方法論というのが、あるわけですが……私は、もともと技術屋ではありますが、営業職としてもプロであろうと努力はしてきましたので、一応、それなりの力量もあると信じたいところです(笑)

単なる一代理店、しかも本業を別とする社内での一部門、自由に使える予算ゼロ、という体たらくですが、それでも事業化に向けて、ちゃんと動いてみたいと思います。

つきましては、せめて、本件で発生している材料費だとか、おっしゃる治具の購入費用だとか、「持ち出し費用」になっているような部分だけでも、「弊社負担」にさせていただきたいと思います。

いつ「事業廃止」を宣告されてもおかしくない赤字事業、実績が乏し過ぎて弊社の社内での私の発言力とかもゼロに等しいので、社内政治的にできるかどうか、わからないですし、試作の人件費とか最初からご厚意に甘えてしまう部分もとても大きいですけど、私は、筋を通したいです。

そういうことで恐縮ですが、当面の費用関係の件、ご理解とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

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